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自社製ソフト製品の歴史

2016.07.20(Wed)

営業ソフトウェア

日頃より弊社ホームページをご覧いただき、どうもありがとうございます。
今回は営業を担当している富永より、自社ソフト製品の歴史についてのお話をさせて頂きます。

ランドマークって海外製品の商社じゃないの???

ところで、このコラム欄をご覧になっている読者の方々の中には、当社の事を海外製品を輸入販売している技術商社だと思っている方も多いのではないでしょうか?
実は当社はハードウェア製品とソフトウェア製品の自社開発をしている日の丸製造メーカーでもあるんです。勿論、売上の柱を占めているのは、米国アドバンスドエナジー社の電源販売と、その製品サポート業務なので、当社の事を輸入商社だと思われている方が多くても仕方ありません。でも当社は、20年近く前から自社製ソフト製品の開発を地道にすすめてきた、生粋のソフト開発メーカーでもあるんです。

今回は、当社ソフトウェア製品について、その生い立ちをご説明したいと思います。

それは20年前のお話・・・

当社のソフトウェア製品の開発ルーツは、20年近く前に遡ります。
当時はまだ3D/CADは創生期であり、高性能ワークステーションでなければ
扱えない、非常にハードルの高い製品でした。

しかし、その当時から3Dコンピューターグラフィックによる将来性を信じていた当社の社長は、3D/CAD図面を高額なワークステーションを経由せず、もっと身近に各個人が扱える様になる、高性能なビューアーを探していました。


そして遂に米国で「これだ!!」と思う製品を見つけました。
「空飛ぶ絨毯」と名付けられたその製品権利の購入には、諭吉さんが
600人以上動員されたのですが、成果もなく、その製品はとんでもない
期待外れの製品だったそうです。唯一の救いは、そのソフトの根幹となる
エンジン部分は、かのHP社が絡んだ製品だった点です。
ネバーギブアップ精神の社長は、さらに諭吉さん数百人を連れて
米国HP本社へ乗り込み、そのエンジン部分の権利をHP社から
譲り受けてきました。
結局何百人の諭吉さんが動員されていたのか、少なくとも高級外車が数台は買えた事は間違いないと思います。

ランドマークが空を飛ぶ!?

本当の苦労はそれからでした。
そうして購入した高級外車もといソフト製品は、
いままで扱った事がなかったため、
日本のお客様に安心して使って頂ける様に、
お客様からのご要望&ご指導を頂いて、
何とか日本の設計現場でお役に立つ製品へ仕上げました。
1998年に、当社エンジニアが発表していた、
ようやく飛べる様になった「フライングランドマーク」の
記事がありましたので、ご興味のある方はご参照ください。(産業開発機構株式会社様のwebサイトにジャンプします)

そこから数えて、今年は18年目となります。
様々な紆余曲折を経て、今までのビューアーの機能に更に設計支援機能を盛り込んで、
製品名も「エンタープライズハーネス」に一本化して、今年2月にソフト製品のリニューアルを実施しました。
当社のソフトには、開発当初から変わらないコンセプトがあります。
それは「誰でも簡単に取り扱える!!」ユーザーフレンドリーなソフトウェアという点です。
3DCADはというと、設計開発の専門家の特別なソフトというイメージが有ります。
しかし、実際の「配線作業」はCADの扱いとは無縁な製造・検査部門の方が担当しているケースが殆どというのが
実情です。

その点、当社ソフトは「配線」の設計支援に特化したソフトです。
普段はCADの扱いとは無縁な、「匠の技」を持つ配線のプロにこそ使ってほしい、
ユーザーフレンドリーなソフトです。
「百聞は一見に如かず」と言う通り、当社ソフトがいかに簡単に扱えるものであるか、是非とも当社営業まで
お問い合わせください。



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